UGUISUの鳴きまねさんお話

 

主婦の目線で見たしあわせな一時とは。

 
主婦の目線で見た何気ないしあわせのひとときを、伝えてくれます。


一杯のコーヒー

 
以前、バンでコーヒーを売る仕事をしていたことがありました。お客さんは、朝の通勤前に寄ってくれる人、ランチやお茶の時間に来る人、夕方は犬の散歩の人・・と時間帯でさまざま。毎日、顔を合わせる人もいれば、週に一度、近くに仕入れに来た帰りに寄ってくれる人もいます。それでも毎回ちょっとした会話をすることで、なんとなく通い合うものが生まれていました。しばらく顔が見えないと気になったり、オーダーがいつもと違うと「体調悪いのかな?」なんて思ったり。一杯のコーヒーを売る、たったそれだけのことなのに、ずいぶん多くのことを学ばせてもらった仕事でした。最後は腰を痛めて辞めたのですが、「あなたのいれるコーヒーの味が好きだったわ」なんて・・。どんなにうれしかったことでしょう。あぁ、見ててくれる人がいるんだな。大袈裟でなく心から「生きててよかった・・!!」と感動しました。今でも思い出すと心があったか~くなってきます。出会いは一瞬でしたけど、あの気持ちは今もずっと心の中に残っています。みなさん、この世界のどこかで今日も元気に頑張っているんだろうな。
 
 

UGUISUの鳴きまね

あぁむずかしい

 
以前、父から聞いた、忘れられない言葉があります。
「人に物をあげるときは、一番良いものをあげるもんだよ。」
旅先などで土産物屋に入り、相手の顔を思い浮かべながらあれこれと悩むのは楽しいものですが、そんな時つい、「これぐらいでいいか・・」と適当なものに決めてしまうことが、私にはよくあります。そういう時にこの言葉が頭をよぎってハッとします。
お土産ひとつにも心をこめられる人になりたいなぁ。
『小さい事に忠実な人は、大きい事にも忠実であり、小さい事に不忠実な人は、大きい事にも不忠実です。』(ルカ16:10)
 
 

UGUISUの鳴きまね

みどりの手

 
グリーンを育てるのが大好きです。
私の父と姉は、どんなに弱った植物でも見事に復活させることができる不思議な力を持っています。そういう人を「みどりの手を持つ人」と言うそうです。
まるで会話しているみたいに、相手の必要をキャッチして快適な環境を提供します。
すると、弱りきった植物達は、自分で生きる力をよみがえらせるのです。
植物が喜んでノビノビしているのがよくわかります。
さて、我が家のグリーン達は、時々ビックリするぐらい葉っぱを巨大化させてみたり、急にへそを曲げてみたりと全く気がぬけません。
こちらに余裕がないと、相手のことも思いやれないのを見透かされているかのようです。
その通りなので、私にとってグリーンは大切な心のバロメーターです。
 

UGUISUの鳴きまね